GHQによる解体

農地解放の朝が来た。
朝食は、やや少なめに提供され。
その後、朝の検診。ここでいきなり、大切な農地を検分され、いきなり下剤が投入された。
15分から20分我慢してからトイレに行くことという注意事項が。
我慢を重ねるが、15分ぎりぎりでギブアップ。昨晩のご飯が流れ出ていく。そして当然のことながら私の大切な大きな地がはみ出すのを、無理やり押し込む。
その後ベッドでしばらマッタリとしていると、衛生兵(看護師)が、解体の儀式に使用する衣装一式を手渡し、小を終えたら、下着まで外したあられもない姿にその衣装をまとい、再び待ったりしているようにとの指示。その後、点滴を手に再び現れた衛生兵に、左手にブチット針を刺され、これでもう逃げることはできない。
待つこと数時間、三度現れた衛生兵に誘われ、手術室の前へ。
手術室では、別の地主がすでに解体の真っ最中。
そしていよいよ私の番に。まずは解体台の上に仰向けにされ、なんと事もあろうに大切な土地を隠していた衣装の下半分を剥ぎ取られ、すぐさま横向きにされる。そこでチクッと背中に何かが刺されたかと思うと、下半身に早くも痺れが。もうひとつ(だと思う)チクッとやられると、あとは大切な土地を含む下半身が自分のものではなくなってしまった。それででも許されず、すぐさまうつ伏せになるよう指示され、土地の周りの雑草が衛生兵によって刈り取られる。
そこにすかさず、GHQの司令官が現れ、解体開始。しかしもはや自分のものではなくなった下半身で何が起こっているのかも知る由もなく、15~20分で解体完了。
司令官が、頭上に現れ解体完了を告げる。しかも解体された土地を目の前に持ち出してきた。
その切り取られた土地の大きさに愕然。優に親指の第一関節ぐらいはありそうな最大の田がひとつ。小指の爪ぐらいの畑、更に米粒ほどの自家菜園と3つの土地が切り取られていた。
きれいな話ではないが、せっかくの体験なので、もう少し詳しく記載すると、皆さん自分のお尻の黄門様を見たことがあるだろうか。最大の田は、以前お風呂で鏡に映して見たその黄門様の土地と同じ色をしているのを妙に鮮明に覚えている。
その後は、衛生兵に再び仰向けにされ、さらに自分のベッドに移されて自室へ。
その後約3時間で下半身は、再び自分のものになったが、解体された土地はいずこへ・・・・。
よるおにぎり2個の簡単な食事を与えられ、解体の日は過ぎていったのだった。
恐るべし、GHQ司令官。
30分の解体作業をこの日は6人の地主に施した。

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