司令官 それはチョット・・・

久しぶりに、地主の話です。
最近は出血も、膿もなく毎朝 爽快な気分なのですが、相変わらず膏薬をガーゼに塗りたくり、PKな気分で通勤電車に乗る日々が続いています。
今日は、GHQに農地解体されてから ちょうど1ヶ月ということで、1ヶ月点検に出かけてまいりました。
外来が始まるのが9時。今日はちょっと出遅れて 受付に診察券を投入したのが9:30頃。
この時点で、待合室の座席は満席状態。
結構待つなと思いながら、まずは置いてある新聞をおもむろにチェック。隅から隅まで丹念に読み眼を上げると、自分より先に待っていた人が半分以上はいなくなっており、もう少しかな? なんて既に常連の余裕をかます。
その間にも、初診と思わしき人は、問診票の書き方を受付に聞いたり、入院を待つ大きな旅行かばんの人がそわそわしていたりする。そんな彼らを横目で見ながら、先祖代々の土地を既に手放した開放感を伝えたいと思いつつ、診察室を見回しながら、さらに待つこと28分。
そんな時、衛生兵からの呼び出しが。
落ち着き払って診察室に入ると、衛生兵がバスタオルを前に、はいど~ぞといつもの一言。
もはや羞恥心とは無縁のトランス状態にあるわたしは、そそくさとズボンおよびその下のはき物をズリ下ろし、寝台に横になる。その上からバスタオルをかぶせ、衛生兵が一言。「まだガーゼは汚れますか?」
ここ数日はそんなこともない旨告げると、「そしたらもうガーゼしなくてもいいですよ。」とまさに天使の声が語りかけられた。
お~おっ!! 遂にこのPKな日々からの解放。
その後 司令官が来るまでしばし、横臥して待つ。
司令官は隣の診察室で、わたしの直前に呼ばれた、明らかに初診の若い男性と話している。
その会話は、まさに1ヵ月半前のわたしと司令官の会話そっくり。
司令官「あ~。これは早く手術したほうがいいね!!」「これ痛いだろう」
おそらく地主「えっ。入院ですか?」
司令官「7泊8日。早いほうがいいよ!」
その後、わたしのときとそっくりの会話。 これまさにルーチンワークってやつですね。
しばらくすると、2週間後からの入院を決断した若者に、あとは衛生兵から説明するからといって、隣の部屋を出る気配。
そして、わたしの待つ部屋のカーテンが勢いよくササーッと開く。
カルテを見ながら「今日は・・・。1ヶ月だね? 調子どう?」なんていいながら、バスタオルを半分持ち上げたかと思うと、いきなりしりっぺたを持ち上げ、覗き込む。
「ほら、だいぶきれいになっていたよね。」 ここまでは前回同様の診察。
しかしここからが、いつもと違っていた。
いきなり、「指チョット入るよ。」といったかと思うと、太い指が事もあろうに、グリグリと突っ込まれてきた。
突然のことにビックリしたのだが、それよりもビリビリと痛いのである。
司令官一言 「チョット小さいかな?」だって。
こっちもビックリと痛いので早くこのご無体な仕打ちから逃れるため「いえ・・・・。特に普段は小さくて不便ではありません。」とひとこと。
司令官殿「あっそう。 まあ順調順調。 また2週間後ね。 薬は弱めのに代えて、今度から1日1回でいいから。」と言い残すと、この痛みのことなどお構い無しに、さっさと隣の診察室へと行ってしまった。
一体なんてことをしてくれるんだ。せっかく傷跡に触れぬように、大切に大切に扱ってきたのに・・・。
その後、衛生兵が無造作に膏薬を、大切な黄門様に押し込み、早くパンツをはけと言わんばかりに、バスタオルを来た時同様眼の高さに掲げる。
そそくさと身支度をして会計を済ませ、薬局に行き薬を2週間分もらい、車に乗り込むも、ピリピリとした・・・そうまさにかさぶたをはがした後の痛痒いような感じが その後30分も続いた。
司令官殿 早く完治のお墨付きをください。
もういい加減 失った土地のことは忘れたいのです。

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