最近飲むお酒といえば、缶チュウハイ。
ところで先日読んだ、北方謙三のハードボイルドにはバーボンがよく似合う。
そういえば就職したての頃、親と同居していた私は、土曜日の夜になるとこっそりと家を抜け出し(あの頃は社会人になっても、まだまだ子供で、家を夜中に出ることが気恥ずかしかったのだが)、すぐ近くにあるパブに通った。
その名も Pandra’s Box。高円寺にあった。
思い起こしてみれば、あの頃よく一人で始めてのお店に入ったなという感じだ。
近所にあるお店だが、中は良く分からない。初めてのとき勇気を振り絞ってカウベルの下がるドアを押した世界は、大人の世界だった。
当時 親戚に叔父に「初めてのお店に行ったときには、1回目はとにかく陽気に飲み、2回目に行ったときにはおとなしく飲むと、顔を覚えられて常連にすぐなれる。」と教えられ、忠実にそれを守ったっけ。
初めてのお店で飲んだのは、あの頃一生懸命読んでいた北方謙三の男の世界に憧れてバーボンの水割り。
3杯ばかり飲んで恐る恐るお勘定といったことを思い出す。
叔父の言いつけを忠実に守り、2回目には「この間と雰囲気違うね」と店のお姉さんに言われしてやったりと思ったものだ。
3回目に行ったときには、ボトルがいくらするのか分からないくせに、ボトル入れようかな?といったらお姉さんから「無理しなくて良いよ」といわれた。
もともとが童顔の私。お店の人も和歌いつが無理してきているなと思っていたんだろう。
今家には缶チューハイ。
それでもたまにはボトルを置いてみたくなった。
プレミアム・バーボンというキャッチフレーズに誘われて、手にしたMaker’s Mark。
手作りの味わいがあるらしい。

