4月になっちゃいました

今の会社に勤め始めて3年半。
外資系の日本子会社のGeneral Managerという役割をもらい、顧客の要求を本社に伝え、日本での実績を伸ばそうと意気込んで、走り回ってきました。
日本の企業は、信用がものを言う社会。
海外なら、支払いをしないと製品を出荷しないのは常識という中、日本では、付け払い(締め日と支払日)、手形による決済といったお金の面はもちろんのこと、何かトラブルがあったときにいかにして対応するかが、信頼関係を高めるための重要なポイントです。
このためトラブルこそ最大のチャンス、信用が上がれば商売が転がりこんでくる。だから今は苦しくてもしっかりと誠実な対応をして行こう。とメンバーを励ましながら頑張ってきました。
ところがやはりこの考え方が、本社では理解できない。とにかく売ったもん勝ち。トラブルがあっても、本社に云うな。現地で営業が何とかしろ。というドライな世界。
こうなると営業の評価はとにかく売上。でも売るとそれなりにトラブルはつき物。でもトラブルは持ち込むな。ということでバックアップサポートがもらえない。すると顧客からは売るときだけいい顔して。みたいなイメージの連鎖が顧客の中で始まり、営業さんは苦境に立たされる。
就任当初は負の連鎖に歯止めをかけて、売上もそれなりにあがり、またひどい状態だった社員の定着率も徐々によくなっていったのだが、昨年夏にワールドワイドで、本社を中心とした中央集権構造による組織改革が実施されると、日本的な対応が、世界の非常識とまでいわれてしまった。
これまで将来の売上を上げるためにトラブル対応に駆け回っていた営業スタッフは、今の成績が悪いということで、大規模なリストラが始まり、社員の実に1/4がわずか半年の間に解雇ということになった。もちろん引導を渡すのは現地責任者である、General Managerの仕事。
ここまで一緒に頑張ってきた仲間に、自らの手で引導を渡す。それも半端じゃない数。
こうなると残ったスタッフは、愛社精神などというもののかけらも無くなってしまい、一人ふたりと頑張っていた人たちが抜けていく。こんな上体に歯止めをかけようと、本社に掛け合えば掛け合うほど、世界標準を持ち出される。
会話がかみ合わない。
というかその前に、外国語が満足に話せない私では、まさにお話にならない状態。
ことここに至っては、潔く身を引くしかない。(とこれまた独り勝手に思い込み)
辞意表明→辞表提出→蟄居指示。と怒濤の3月が過ぎ去ってしまった。
これから時間の余裕があるので、この辺のところを自己反省をしつつ振り返ってみたいと思います。

“4月になっちゃいました” への4件の返信

  1. 海外には「郷に入れば郷に従え」という言葉は無いんですかね?
    というか確か奥さんのお父上が奥さんに対し
    私と結婚する際にそんなコト言ってた(奥さん訳)ので
    中国にはその精神もあるんですが・・・
    というより本社の人間逃げてませんかね?
    世界標準という言葉に逃げ、日本文化を理解しない・・・
    そんな気がします。
    そんな根性で日本で商売が出来るかぁっ!!(怒)
    私もしがないサラリーマンなので
    Mark_fk様の気持ち、分るつもりですっ!
    頑張って下さいっ!!

  2. そうだったんですか。
    大変でしたね。
    私も外資系なので外人のわけわからない指示にはいつも辟易しています。
    悪い人ではないんですがね・・・

  3. 咲咲親父さん
    日本に住んでいる我々には、日本に対するある種のプライドのようなものがありますが、日本のやり方が本当にいいのかどうかは私には分かりません。でもおっしゃるように、このローカルルールの中で商売しなければならない我々は、やはりそれに合ったやり方も必要だと思っています。
    そして何よりもそのことをしっかりと説明できなかったばっかりに、リストラせざるを得なかった人たちがいるわけで、彼らに対する私の責任は重大です。
    振り返りと反省はしっかりしなければと思っています。
    虎龍さん
    外資だからという問題の根底には、表面上の言葉のやり取りではない、もっと奥のほうの真意というやつが、うまくお互いに通じ合っていないということがあるような気がしています。
    文化の違い、習慣の違いということでくくってしまうには、チョットつらい経験をしてしまいました。

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