今日、といっても日付が変わってしまったがので実際には昨日のことだが、とある会社の社長さんとお話をする機会があった。
この社長実に面白い人だったので、ご紹介します。
もともとは大手電機メーカーの販売系子会社を40代前半から社長として転々としてきたのだそうだが、最後に社長として赴任してきたのが、現在のやはり子会社だったソフト会社だったのだそうだ。
社長曰く、いよいよ最後に左遷されてこんな赤字のしかも小さな会社に回された。しかもこれまでソフトなんて経験したことがないので業務のことなんかわからない。
この会社は親会社の製品ソフトを手がけるいわば、便利屋的存在で、業績がよかろうが悪かろうが、親会社並みとは言わないまでも、それなりの給与と昇給があり、またそもそも社員が親会社のの要求を満足させることが自分たちの役割と割り切った、技術や集団だったので、損益については無頓着だったのだそうです。
社長はいよいよ俺に辞めろということかな? と思ったそうですが、社長として来た以上、何とかしてやろうということで一番初めに取り組んだのが、自分のほかにも親会社から出向できている、営業部長や管理部長の首切りからはじめたんだそうでうす。
今こんなことをおおっぴらにやったら、時代が時代だけにいろいろなことが起こったかもしれませんが、当時はとにかく業績に貢献しない天下りの窓際社員を親会社に帰すということをはじめたんだそうです。
その言い方が振るっていて、「業務がわからないのは俺一人で十分。あとはみんな業績に貢献してくれなくては、親会社だっていつまでも面倒を見てくれない。」という思いだったということなんです。
その後一人ひとりに「あなたの働きは、いくら赤字です。」ということを提示して、いったんだそうです。
また親会社のライバル会社、自分たちの技術を売って来いと営業にハッパをかけ、それまでタブーだったことを平気でやってのけたところ、あっというまに業績が黒字化して、最後には自分でその会社を買っちゃったんだそうです。
で、その社長いまだに自分の会社のことがよくわからないからと、朝出社すると2時間ばかり、本人曰く理不尽な指示を出し、その後は会社にいてもしょうがないので、帰っちゃうんだそうです。
昼前に会社を出て何をしているのかというと、サウナに行ったり何かと忙しいんだなんてことを折っちゃっていましたが、夜な夜な飲みに出かけて、広い交友関係を築き上げ、商売になりそうだと感じると、その人と徹底的に交友を深めるということをやりながら、人脈を生かしているんだそうです。
そんな人脈のひとつに私のところの大ボスがいて、一緒にお話を聞くことになったんですが、その後の会食でそんな話を聞くに付け、この人は豪快だけれど、ビジネスのつぼを押さえている経営者なんだな~なんて、感慨に耽ってしまいました。
社長曰く、飲みに行ったときのお金の使い方でその人の器量がわかるなんてことをおっしゃっていましたが、こんな方と飲み屋であっても、きっと相手にされないだろうななんてことを、わが身を振り返って思いつつ、自分の器量の小ささを思い知らされた日でした。
別に飲み屋で ケチっているわけではないけれど、やっぱり財布の中身を気にしながら飲んでいるようでは、大物に離れないんだろうな・・・
