これまた短編集
椎名誠と言えば、紀行文や岳物語などちょっと面白くてシリアスな作家だと思っていたが、まさかこんな本も出しているとは・・・
出だしの中国の鳥人では、中国奥地へと向かう宝石商の話が書かれているが、終わるまで半分は本当のことだと勝手に思っていた。
それが全てフィクションだなんて、あんまりである。
中国ならありうるだろうと勝手に思っていた自分が悪いのだが、椎名誠にまんまと騙された気分である。
淡々としたまことしやかな嘘の連発に、途中からはなんだか別の作家の本を読んでいるような気分になった。
なかなかやるな。 椎名誠
中国の鳥人
椎名 誠
新潮文庫
ISBN4-10-144819-1
400円(100円)
